異物の大きさや場所、症例の体の大きさなどにもよりますが、内視鏡での処置が可能だった場合は麻酔から覚めたら日帰りすることができます。もちろんお腹を切るわけではないのでエリザベスカラー等もつける必要は無く、帰宅後はいつも通りの生活を送ることができます。
いろんな面で開腹手術と比較して動物の負担の少ない治療になります。
とは言っても、もちろん異物は食べないに越したことはありません。日頃のしつけや環境改善をしっかりしてオーナーさん自身ができることをやってあげましょう。そしてもし何かを食べてしまった時には早めに獣医師に相談するように心がけましょう。
また、内視鏡は異物の摘出だけでなく検査にも使用できます。嘔吐や下痢などの慢性的な消化器症状があり、一般的な治療で改善しない場合は内視鏡による腸生検が必要なことがあります。病気をハッキリさせてピンポイントで治療をしていくことはとても重要なことです。もし慢性的な消化器症状にお悩みの方は一度ご相談ください。